製品情報
中空バルーンEMC

■EMCとは

EMCは、プラスチックマイクロスフィアー EXPANCEL®の表面に炭酸カルシウムを付着させた、有機・無機ハイブリッドフィラーです。

■特徴

EMCは真球状の中空球であり、塗料・プラスチックに少量添加するだけで容易に軽量化・嵩出し効果が得られます。
また各種機能付加 (断熱性・艶消し・易削性etc)・コストダウンに寄与します。
EMCは、バルーン表面に付着した炭酸カルシウムにより飛散性が抑えられ、取扱いが容易です。

EMC

 


EMC

■スペック

グレード 平均粒径
(Weight Average)
【μm】
真比重【g/cm3】
EMC 40(B) 35 - 55 0.16±0.02
EMC 80(B) 50 - 90 0.13±0.03

●使用上の注意

  1. EMCは、性能向上のためスペックの変更を行う場合があります。
  2. EMCはご使用前に入荷検査をして、貴社製品に対する適性を確かめてご使用ください。
  3. EMCはプラスチックマイクロスフィア単体に比べてはるかに飛散は少なくなっておりますが、ご使用の際は、防塵マスクの着用をお願いします。
  4. プラスチックマイクロスフィアと炭酸カルシウムが幾らかは分離する可能性があります。
  5. 上記以外の粒子径については、ご相談下さい。

ハイブリッドフィラーAHT

■AHTとは

AHTとは、岡山県工業技術センターとの共同開発により、タルクと炭酸カルシウムを特殊技術により複合化した、従来にない全く新しいタイプのフィラーの総称で、タルクと炭酸カルシウムの配合比率で各種グレードを取り揃えております。

■特徴

フィラー充填ポリプロピレン複合材料においては、剛性付与の目的でタルクが一般的に使用されていますが、衝撃強度を低下させるという欠点があり、その改善策として、一般的にEPDM、EPR等のエラストマーを添加されています。
ハイブリッドフィラーAHTは、従来より耐衝撃性に効果のある微粒子炭酸カルシウムをタルクと複合化することにより、エラストマー的作用で、耐衝撃性に優れた効果を発揮いたします。更にハイブリッドフィラーAHTは、有機薬剤で表面改質されているため、分散性にも優れ、作業性が一段と向上いたします。

単純ブレンド
タルク/炭酸カルシウム(50/50)

単純ブレンド タルク/炭酸カルシウム(50/50)

 


ハイブリッドフィラーAHT-5050
タルク/炭酸カルシウム(50/50)

ハイブリッドフィラーAHT-5050 タルク/炭酸カルシウム(50/50)

ハイブリッド化することより、タルクと炭酸カルシウムの凝集塊がなくなり、ポリマーに均一に分散し、優れた耐衝撃性能を発揮することができます。

■グレード一覧表

下記に記載しておりますグレードは一般的で、顧客様のニーズに応じた各種無機フィラーとの組合せにも対応しております。別途御相談下さい。

製品名 平均粒子径(μm) 配合比(wt%)
タルク 炭酸カルシウム (タルク/炭酸カルシウム)
AHT-5050 3.2 1.4 (50/50)
AHT-7525C 0.2 (75/25)
●荷姿 20kg紙袋、フレコンバック

■ポリプロピレン(PP)複合材料における力学特性

ハイブリッドフィラーAHTをホモ及びブロックPPに充填したときの、複合材料の力学特性を測定いたしました。タルク単体と比較すると弾性率は低下傾向にありますが、衝撃強度は大きく向上しております。
極微細炭酸カルシウム(0.2μm)を配合したAHT-7525Cは、ゴム(EPR)添加系で、弾性率はタルク単体と同傾向を示しながら、衝撃強度は大きく向上しております。
ブロックPPベースにフィラー(30wt%)配合系でEPRを変量して添加した場合、タルク単体にEPR(10wt%)配合時と、AHT-7525CにEPR(5wt%)配合時の衝撃強度はほぼ同等となります。(図3.参照)
この結果より、エラストマー低減によるコストダウンが期待できます。

■実験方法

PPとフィラーはニ軸押出機(日本製鋼所 TEX30α-42BW-5v)でペレット化し、射出成型機(日本製鋼所 J50EU)にて力学特性用サンプルを調製しました。力学特性の測定は、JIS K7113、7110、7171に準じて行いました。

図1.ホモPPベース+フィラー変量
図1.ホモPPベース+フィラー変量 図1.ホモPP(MI=10)
    フィラー変量(20,40wt%)

ハイブリッドフィラーAHTの優れた耐衝撃性能がわかります。
図2.ブロックPPベース+フィラー変量 図3.ブロックPP+フィラー(30wt%)+ゴム(EPR)変量
図2.ブロックPPベース+フィラー変量 図3.ブロックPP+フィラー(30wt%)+ゴム(EPR)変量
図2.ブロックPP(MI=30)
    フィラー変量(10,20,30,40wt%)
図3.ブロックPP(MI=13)
    フィラー(30wt%)
    EPR変量(5,10,15,20,30wt%)

●取扱い上の注意事項

    製品安全データシート(MSDS)は担当営業部署へ御請求下さい。


戻る

HOME

次へ